日置市伊集院町にJ-ログ工法でつくられた「シェルターのある家」
熊本の大地震は鹿児島でも大きく揺れた。神戸、東北、九州と立て続けに起きる地震、日本はどこに行っても地震に対する備えが欠かせない。
「ちょうど私はその時,住宅の設計をやっていたんです。ギシギシと横揺れする中、これはおおごとだとテレビに見入りました。熊本が震源だと報じていましたが、翌朝現地の悲惨な状況を見て改めて地震の恐さを思い知らされました。木造の家だけでなく大きなコンクリートの建物まで崩壊寸前です。人々は家から飛び出し呆然として無惨な我が家を見ているだけです。家創りをする者のとしてどうしたらいいんだろうと模索を始めたきっかけがあの地震でした。」と棟梁の新山さんは話す。
その年の秋、新しい工法として産声を上げたJ-ログ工法、発案者の北園製材の北園さんがワークショップで小さな小屋を建て、その工法を説明されるとあって新山棟梁も尋ねて行かれたそう。「初めてその工法で組上げられる家を見て『直感的にこれはいい』と思いました。地元杉材をログ材に加工したものを在来木軸組工法で組上げている。これなら強いだろうと思い、家全体ではなく一つの部屋をログ材で囲むようにした『シエルターのある家』の発想につながりました。」新山棟梁は設計を見直し施主様にこれならもっと強くて安心して暮らせますと太鼓判を押してすすめた。
その記念なる1棟目が完成したとあって、これからは木造の家は地震に弱いという事を覆せたらと次なる「シェルターのある家」に意欲を燃やしている。
記念なる1棟目の施主様にお話を頂きました。
「初めての家創りでしたが満足の家に仕上がって家族共々喜んでいます。
確かに木の家は空気が美味しいっていうかとっても居心地がいいんです。子供がまだ小さいのでいつも一緒にいて遊んだりしていますが木の風合いは子供も喜んで走り回っています。」
「シェルターのある家」はどうですか?
「もともと新山さんのつくる家は木造創りで柱等も大きくて頑丈だと思っていました、安全にこれ以上という事ははないと思いますし、シエルターと言うよりより強固なお部屋があると言うだけで大きな安心感があります。」提案してもらってよかったと思ってます。もう一つ嬉しかったのが木を使ったキッチンスペースとても気に入ってますよ。」と言葉を頂きました。
writing GKアド・ハウス
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